2018-4-16【vol.12】

一日のはじめに、いだきしん先生焙煎黒いコーヒーを頂きました。盛岡の家のベランダにて、駒ヶ岳を仰ぎ、川辺に咲く水仙の黄色のあざやかな輝きに魅せられ、川の流れを追いかけます。早春の風が心を清めてくれます。コーヒーも清らかな美 しい水のように、何のにごりもつかえもなく、体の中に光を運んでくれるように入ってくるのです。まるで水仙の香りを身に入れているようで、美しい香りに感動します。北国に訪れる春は大地の喜び、胎動の音まで聞こえます。美しい春が訪れました。
 東京に帰り、一日の最後に、いだきしん先生が焙煎された黒いコーヒーヤルガッチャフェを淹れました。一日のはじめにいただいた水仙の香りがしました。コーヒー通信は、水仙の香り、将軍塚に咲いていたすみれの花の香り、春の野山、草原に咲く草花の便りを伝えてくれます。大地から生まれる新しい芽が花ひらく春が人間にも訪れると伝えてくれるコーヒーからの通信に心ときめき、感謝し、共に美しい春を迎えられますようにと祈り、コーヒー を淹れている時、花の香りに包まれます。東京の家のベランダに出、夜空を仰ぎ、街の夜景を眺め、コーヒーを頂きました。幼い頃よりずっと生きてきた地であります。この地にも新しい生命の息吹があふれ、新しい春が訪れていることを風は伝え、生命を洗い浄めてくれるコーヒーの美味しさに感動し、感謝し、新しい時代を作る気概、意欲があふれてきます。コーヒーからの通信を受けられます恵に感謝します。ありがとうございます。